薬剤師は10年後、20年後には飽和する?50年後は?薬剤師の需要や将来性は人口ピラミッドから把握できます!薬剤師を応援する優しい羊「メイ」と薬剤師に憧れる少女「リン」がお送りします。
ぎひひ、今日は薬剤師の未来を占っていくぜ。将来まっくらかもしれないぞ。まあ、知ったことじゃないけどな。
まあまあ、落ち着いて。今日は僕が薬剤師の将来について案内するよ。
10年後、20年後の薬剤師の将来性をみる
早速ですが、薬剤師って10年後とか20年後って仕事なくなったりしませんか?
じゃあ、まず下の画像を見てみて。2020年の人口ピラミッドだよ。団塊の世代と呼ばれる年代に赤枠をつけておいたから、注目してみてね。
このピラミッドが10年経つと、こうなるよ。
赤枠で囲んだ団塊の世代が55~65歳になっているよね。
55歳って言えば、病気があちこちに出て薬がなきゃ生きれない。高齢者の入り口ってことだぜ。ヒヒヒ。
元気な人ももちろんいるけど、必然的に受診して薬をもらう頻度が高くなる。処方箋が発行されて、そこで薬剤師の出番だね。
もちろん20年後には、団塊の世代が65~75歳になるわけで、調剤から在宅医療まで薬剤師の仕事は、てんやわんやになっているんじゃないかな。
薬学部 乱立の影響は?
薬学部が増えすぎたおかげで、薬剤師が飽和するっていうウワサを聞いたことがあります。これは、どうですか?
鋭い指摘だね。ただ薬剤師も増えてはいるけど、今は高齢化が急激すぎて追いついていない状況なんだ。次のグラフの赤枠のところが、今の高齢化のスピードをあらわしているよ。
65歳~の人口推移
すごい増え方だよね。65歳以上だけでこれだから、55歳以上を含めるともっとスゴイことになる。平成50~55年くらいに高齢化のピークを迎える予想になっているけど、平成50年くらいまで薬剤師不足の状態は続くんじゃないかな。
高齢化のピークのあとは?
ここで気になるのは、平成55年以降の薬剤師の仕事がなくならないか、ということですね。
平成55年ということは、約30年後。かなり先の話だけど、見てみよう。また人口ピラミッドの登場だけど、今度のは2060年のピラミッド。おもしろい形をしているよ。
50歳より下がゲッソリ痩せこけたようになってる・・・
そう。つまり、2060年には、働く人がゴッソリ少なくなってるっていうこと。ここでも「高齢者 > 働く人」の図式が成り立ってる。相変わらず高齢化社会が続く予想っていうことだね。
これだけ働く人の人口がゴッソリ減るわけだから、働く薬剤師の数だけ、減らないわけ無いよね。だから、薬剤師の仕事がなくなるっていうことは、今後100年はないと思うよ。
まとめ
- 10年後、20年後も薬剤師不足の状態が続く見込み
- 薬剤師の仕事がなくなることは2100年までに起きそうにない
つまり
- 今、薬剤師の免許を持っているひとは、安心して働いてよい
- 今、薬剤師を目指すひとも、安心して目指してよい
これなら、安心して働いていけそうですね!